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1067話

「丹薬炉の価値は素材だけでなく、最も重要なのはその炉で何の丹薬を炉ったかということだ。なぜなら、丹薬を炉る際に残った薬性が新しく炉る丹薬に加持効果をもたらすからな」

「この炉は九品丹薬を炉ったものだ。薬王鼎で丹薬を炉れば、薬効と成功率が少なくとも五割増しになる」

機嫌が良さそうで、蛊君子は面倒くさがらずに詳しく説明してくれた。

孔学義は凄さが分からないながらも感心し、「それは本当に価値連城ですね!」と言った。

「そう言っても過言ではないな」

蛊君子は微笑んで言った。「お前は今回大手柄を立てた。きちんと功績に応じて褒美を与えよう」

孔学義はすぐに跪いて拝礼した。「蛊君子様、ありがとう...