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1004話

彼の現在の錬丹レベルでは、この二級丹薬を錬成するのは難しくなかった。一日で百枚以上を作り出し、肖陽と戦友たちが二、三ヶ月服用するには十分な量だった。

このような二級洗練丹が市場に出回れば、必ず多くの大勢力から奪い合いになるだろう。たとえ自前の錬丹師が三級四級の丹薬を錬成する腕前があっても、丹方がなければ作れないのだから。

この洗練丹の丹方は陸塵だけのものではないが、知る者は確実に少ないはずだ。しかし洗練丹を無制限に供給できるのは、間違いなくここだけ。これはまさに大盤振る舞いと言えるだろう。

ただ唯一の心残りは、良い錬丹炉がないことだった。もしあれば、成功率と薬効は少なくとも今の基準から五...