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996話

「ん?またろくでもないこと考えてるんでしょ。全部計算済みだったのね」

罗小花はそう言いながら、くすくす笑いながら趙東の腕から身をよじって逃れた。

「小花姉さん、逃げないでよ。僕の考えてることは全部まっとうなことだよ」

趙東は急いで罗小花を引き寄せ、もう一度しっかりと抱きしめた。

彼はもうずいぶん長いこと目の前の女性と親密な時間を過ごしていなかった。今こうして抱きしめると、その柔らかな身体と、彼女特有の豊満さを感じて、彼の中の小さな炎が一気に燃え上がった。

冬だというのに、二人はお互いの体の変化を感じ取ることができた。特に趙東が罗小花に密着している下腹部の変化は、罗小花にもはっきりとわ...