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893話

警備隊長も同じように飲んでいたが、途中で突然腹痛が増し、おならをしたくなるのを我慢できなくなった。

ドバババ……

一瞬、警備隊長は固まった。周りの人々も呆然とし、趙東さえも薬の効き目がこれほど強烈だとは予想していなかった。

警備隊長が即座に下痢を漏らしてしまったのだ。

この時、警備隊長はあの一万元を稼いだことが本当に割に合わないと感じた。もう人前に顔向けできないだろう。三十数年生きてきて、こんなに大勢の前でズボンの中に漏らしたのは初めてだ。特にあの臭いは自分自身も吐き気を催すほどだった。

冬だというのに、ズボンの中から流れ出る生暖かい感触、さらには表彰台の赤いカーペットにまで滴り落ち...