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879話

事務室に入ると、校長はすぐに彼らを座らせ、吳倩の転校手続きを担当者に任せた後、鄭自如を入り口に呼んで少し話をした。

趙東はその様子を見て、二人が話せるようにすぐに場所を空けた。校長に何かプレゼントを渡したい気持ちはあったが、鄭自如がいる以上、自分が出る幕ではないことは明らかだった。

すぐに、吳倩の手続きは完了した。

鄭自如は笑顔で校長と握手を交わし、趙東を紹介した。

趙東を見た慕容蘇は穏やかな表情で手を差し出し、笑いながら言った。「若き英雄とはまさにこのことだな。だが、君が人を殴ったことについては、やはり注意せざるを得ない。後始末は私にとっても容易なことではないし、そもそもできることで...