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844話

村の外から商人たちが棒子村を訪れても、キュウリの卸売りを希望すると、ほとんどの村民からの返事は断りの一言と「まず趙東に聞いてください」というものだった。

趙東は価格や市場の動向に詳しかったからだ。以前、儲けたいがために趙東の言うことを聞かず、一斤あたり一元五角で売ってしまった村民もいた。結果、一週間もしないうちにキュウリの価格は急騰し、趙東の指導の下で一斤あたり二元の価格で馮相如、鄭自如、柳如意の三人に全て売ることになった。その後、袁香玲から電話があり、趙東は自分のビニールハウスを彼女のものにすると約束した。この一件があってから、趙東はすぐに新しい方針を打ち出した。

それは契約を結ぶという...