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76話

「でも、張富貴の足の怪我は彼女に計り知れないプレッシャーをかけていた。まるで天が崩れ落ちたかのようだった。そんな時、趙東のこの言葉は雲を払って太陽を見るようなもので、彼女の頼るところのない心に突然、避難港を見つけたような安らぎをもたらした。

「小花姉さん、今度はもっと優しくするから」

そう言うと、趙東はすぐに羅小花を横抱きにして石のベッドへと足早に向かい、すでに敷いておいた柔らかい青草の上に彼女をそっと寝かせた。こうすることで二人の女性が石の冷たさで体を冷やさないようにするためだった。石のベッドで体を冷やすと、病気になりやすいからだ。

羅小花は趙東の優しさを感じ、その瞳には柔らかな感情が...