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749話

「へへ、もう大丈夫です。十分ありますから。それに、これからのことはおじさんのお金じゃ足りないと思いますし、先に返しておきます。ついでに、あの黄牛の代金も一緒にお渡しします」

そう言うと、趙東はすぐに四万元を取り出して趙武に差し出した。

趙武は趙東が現金を持って山に来ていることに驚いた。ここは人目が多い場所だし、誰かに目をつけられたくはない。世間でよく言うように、泥棒より気にかけてくる人間の方が怖いものだ。

「しまいなさい、早く！『財は外に見せるな』って言葉を知らないのか？誰かにお前の家に泥棒に入らせたいのか？」

趙武の用心深さに趙東は少し戸惑った。

まさか趙武がこれほど警戒するとは思...