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725話

王美美の真っ赤なチャイナドレスを見つめ、その柔らかな首筋、口紅を塗った柔らかな唇、さらには耳に揺れる透き通った揺れ飾りまで、王美美の優しさに三分の艶やかさが加わっていた。

ごくり……

趙東は思わず唾を飲み込んだ。王美美のような極上の誘惑を前に、心が動かないと言えば嘘になる。ただ、彼女の態度を思い出し、あえて強引に誘うことはしなかった。

「ぷっ」

趙東が唾を飲む音を聞いて、王美美も思わず口元を押さえて笑った。

王美美の目が三日月のように細くなるほど笑う姿を見て、趙東はますます見とれてしまった。

「お義姉さん、あの……さっきの……」

「どうしたの?お義姉さんの言い方がき...