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718話

それから一気に大量の烈酒を飲み干すと、心地よさに目を細めた。

「おめえ、わしの酒を全部そんな飲み方してるのか?」

突然、入口から趙有田の声が聞こえ、牛根生は一瞬固まった。すぐに不機嫌な表情を浮かべる。

「お前さんはどんどん礼儀知らずになってきてるな。入る前にノックしろって言っただろう?この酒はわしのもんだ、好きな飲み方で飲むさ、お前に関係あるか?用もないのに来て邪魔しやがって」

「用がなきゃ来るもんか。お前に話があって来たんだよ」

趙有田は適当に見つけた折りたたみ椅子に腰掛けると、中庭でタバコを吸い始めた。

趙東が巻きタバコを買ってくれてはいたが、長年キセルで吸う習慣がついてしまい、なぜか巻き...