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689話

「刚哥、俺が凄いんじゃなくて、沈さんが凄いんですよ。彼女が集めた松茸、全部お金払ってないんです。全部ツケで、もう半月以上経ってるじゃないですか。今日はもう村人たちに囲まれちゃって、あなたから電話がなかったら、次は留置場で会うことになるところでしたよ」

趙東はこの話を聞いて、眉間にしわを寄せた。

「そんなに深刻なのか?沈雪に電話を代われ。すぐに解決してやる」

王発発は趙東の声の厳しさを感じ、躊躇なく電話を沈雪に渡した。

沈雪は傍らで趙東の言葉をある程度聞いていたので、趙東の状態が良くなっていることを知り、胸をなでおろした。

「もしもし、イケメンさん。あなたって本当に救世主ね。もう少し遅...