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589話

「美美姐、何言ってるの?私なんて全然そんな気ないわよ。あなたが行きたいなら、うちに来れば?場所空けてあげるから」

「あらあら、今言ったわね。今夜は場所を空けないなんて言わないでよ。小東、今夜は義姉さんが小花ちゃんの家であなたを待ってるからね。義姉さん、あの味、久しく味わってないのよ」

王美美はそう言いながら、ちらりと趙東の股間に視線を向けた。しかし、あくまでも仕事中だったため、それ以上の行き過ぎた行動は取らなかった。

羅小花は王美美がこれほど大胆だとは思わず、少し後悔の念が湧いた。だが彼女はすでに決めていた。今夜、王美美が来ても、どんなことを言われても場所を空けるつもりはなかった。あの夜...