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583話

「開きましょう、絶対に開通しないと。いつも銀行に行って明細を確認するなんて、美人のお姉さんの時間を無駄にしてしまいますよ。それはよくないでしょう」

高麗麗は口元を引き締めて微笑むと、「もういいわよ、私の前で甘い言葉を並べなくても。今から開通させてあげるから、この用紙に記入して」と言った。

全ての手続きが終わると、高麗麗はすぐに趙東のためにSMS通知サービスを開通させた。

開通した瞬間、趙東は携帯にメッセージを受信し、こんなに便利だとは思わなかったと喜びを隠せなかった。

カウンター内から出てくる気配のない高麗麗を見て、趙東は昨日の方法でまた彼女を外に誘い出そうと考えたが、当然高麗麗は二度...