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532話

「うーん、松茸採りは長く続く商売じゃないよね。秋が過ぎたら収入がなくなるし、かといって畑仕事をするわけにもいかないし。畑だと来年まで収穫を待たなきゃいけないから、時間がかかりすぎる。それに兄貴のことも話してくれたけど、金がなきゃ他の連中と戦うことなんてできないよ」

趙東のこの率直な発言に劉大壮は一瞬言葉を失い、言おうとしていたことの多くを飲み込んだ。

「東ちゃん、兄さんも一緒にやりたいんだが、どうだろう？力仕事なら自信あるし、畑の仕事なら何でもできる。他のことは東ちゃんについて覚えていくさ、どうだい？」

劉大壮のこの提案は趙東にとって意外だった。彼は劉大壮と王美美が土地を請け負った時、ロ...