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531話

劉大壮は机と椅子を運び出し、趙東はおとなしく腰を下ろした。

すぐに王美美が空の器を持って近づいてきた。

「東くん、体の怪我の具合はどう?」

そう言いながら、王美美の視線は終始趙東の股間に釘付けになっていた。先ほど劉大壮に触れられて確かに気持ち良かったものの、どこか物足りなさを感じていた。だが趙東との時は全く違った。趙東は彼女を完全に昇天させることができ、その快感の与え方も違っていた。趙東を見れば見るほど、一度は落ち着いていた王美美の心は再び騒がしくなっていった。

妖艶さの中に心配の色が混じった王美美の眼差しを見て、趙東は一瞬戸惑ったが、すぐに笑みを浮かべて答えた。「お姉さん、も...