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512話

「へへ、これは覗き見じゃないよ。堂々と鑑賞させてもらってるんだ。悪い考えなんてないけど、いい考えならあるんだ。聞いてみない?」

沈雪はその言葉を聞くと、美しい瞳が急に輝き、笑いながら言った。「いいわよ。でも先に私たちの村のマツタケを全部量ってからにして。それが終わったら相談に乗るわ」

まだ四、五人が竹籠を背負っているのを見て、趙東はもう余計な話をせず、うなずいてすぐに計量を済ませた。

趙東がマツタケを量り終えると、沈雪もすぐに計算結果を出した。合計で五千元になり、彼女が最も多く集めていたが、他の女性たちもほぼ一人当たり三百元ほどになっていた。普段は家で炊事をするだけの農村の主婦たちにとっ...