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446話

「じゃあ、始めるぞ」と言うなり、牛根生は趙東の体に巻かれた包帯を解き始めた。包帯が外れた瞬間、彼は趙東の体に縫合が十分でない傷跡を目にした。いくつかの箇所はすでに化膿し始めていた。

「ふん、お前さんはまだ賢いな、戻ってきて。こんな暑い時期に包帯を使うなんて、まったく藪医者のすることだ。うつ伏せになりなさい、薬を塗ってやる」

牛根生の怒った様子を見て、趙東はおとなしくうつ伏せになった。この時に逆らうなど考えもしなかった。

「しっ...」

趙東が心の準備をする間もなく、背中に焼けるような痛みが走り、青草の香りが一気に広がった。

「牛お爺さん、今回はどうしてこんなに痛いんですか?前はいつも...