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416話

「へへ、兄貴たち、さっきはカード作っただけですよ、どうしてあなたたちのお金を盗むなんてことをするでしょうか?」

「盗んだか盗んでないかは身体検査すればわかるだろう。身体検査させる勇気はあるのか?」

黄色い髪の若者がそう言うと、隣で首に蛇の入れ墨を入れた若者は興奮した表情を浮かべた。彼らの計画通り、身体検査ができれば、まず王麗の体を触れる口実ができ、そしてチャンスが訪れるというわけだ。

「別に怖くはありませんよ。でもその前に、いくら落としたのか言ってもらわないと。そうでないと、後で私の持ち物があなたたちの落とし物だと言われたら、冤罪じゃないですか?」

「へへ、大した額じゃねぇよ。...