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409話

すぐに二人は車に乗り込み、県城へと出発した。

車内では、王麗の注目度は間違いなく爆発的だった。

乗り込んでくる人が皆、思わず王麗に目を向け、中には刺青を入れた不良っぽい若者たちが、下心丸出しの表情で王麗の長く美しい脚を食い入るように見つめ、ショートパンツの中までもはっきり見ようとしていた。

趙東の隣に座り、彼の話す冗談に王麗は終始笑いが止まらず、周囲の人々は羨ましさと嫉妬心を抱かずにはいられなかった。

「小東、こういう話どこで覚えたの?あなたの知らないことってないみたいね」

「本から学んだんだよ。本には全部はっきり書いてあるから」

趙東の言葉を聞いて、王麗は心の中で彼に感心せずには...