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401話

言葉が終わる前に、羅小花はすでに状況を理解し、口の痺れを気にせず急いで起き上がった。

趙東の体が震えたのと同時に、羅小花は全てを飲み込んだ。

趙東も羅小花がこんな大胆な行動をするとは思っておらず、思わず恥ずかしさを感じた。

「小花姉さん、これは……」

「小東、姉さんはあなたを愛してるのよ。あなたのためなら命だって惜しくないわ。これくらい何でもないわ。それに、あなただって姉さんのを食べたでしょう?」

そう言うと、羅小花は部屋を出て口をすすぎに行った。

趙東は先ほどの羅小花の言葉を反芻し、心が感動で満たされた。

陳嬌明は隣のテレビの音を聞きながら、欲望に苛まれていたが、...