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341話

陳娇明の家の前に立った趙東は、何気なく扉を押し開け中に入った。

彼はすでにこの挨拶もなしに入るやり方に慣れていた。なぜなら、彼は最初から最後まで自分を他人だと思ったことがなく、陳娇明のことも他人だと思ったことがなかったからだ。

部屋に入って陳娇明に大声で挨拶しようとした瞬間、彼はその場で固まってしまった。

なぜなら、陳娇明がベッドに座り、片手で自分の胸を揉みながら、もう片方の手では艶やかな茄子を動かしていたからだ。

その蕩けた瞳に趙東は喉が渇き、慌てて戻って扉に鍵をかけた。

先ほど開く音が聞こえたとき、陳娇明は聞き間違いだと思い、あの感覚が来ていたので止めたくなかったが、鍵をかける音...