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290話

こっそり袁香玲を横目で見ると、ちょうど彼女の妖艶な眼差しが自分を見ていることに気づいた。その目には怒りの色は全くなく、むしろ挑発するような色気が漂っていた。

その視線に赵東は胸の内に一筋の確信を抱いた。

「ごくり……」

「好きですよ、もちろん好きですよ。それに袁社長はこんなに美しいですから、男なら誰でも好きになるでしょう。さっきの左社長だって、社長を見る目がもう熱くなってましたよ。こんな美しい女性を好きにならない理由がありますか?」

袁香玲は赵東の言葉に心が甘く蕩け、思わず声を上げて笑った。

赵東はその隙に黒いレースの下着をしっかりと目に焼き付けようと何度も視線を送った。

その様子...