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29話

「へへ、お嫂さん、僕はどうしても一口味わいたいんだ。僕はお嫂さんのせいでもう魂が飛びそうになってるんだよ。このままじゃ息が詰まりそうだ。こんな小さなお願いも叶えてくれないの?」

赵東のあどけない顔を見て、王美美の心は思わず柔らかくなった。

「あなたったら、お嫂さんの困った子ね。一口だけよ、わかった?お嫂さんに図に乗っちゃダメよ」

王美美はそう言いながら、色っぽい目で服をたくし上げた。

陽の光の中、その雪のように白い曲線が特に目に鮮やかに映え、平らな腹部には薄っすらと腹筋のラインさえ見えていた。

「早く一口味わいなさいよ。何ぼーっとしてるの?」

王美美の声で我に返った赵東は、芸術品の...