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282話

「へへへ、麗姉さん、もうそんなに触らないでよ。このまま触られたら、僕、我慢できなくなって林の中に引きずり込みたくなっちゃうよ」

王麗はなぜか、この言葉を聞いて心の中で少し期待してしまい、「いいわよ」と言いそうになった。

「この小僧、お姉さんはあなたをつねりもしなかったのに、ちょっと触っただけでそんなに我慢できないの?」

自分の戸惑いを隠すために、王麗はぎゅっと強く一握りしてから、手を引き、耳元の髪を軽く撫でた。

「いたっ!麗姉さん、このままじゃ嫁に行けないよ。帰ったら絶対に王おじさんに告げ口してやる、僕の初めてを奪ったって」

「死にたいの?よくそんなこと言えるわね。早く車を出して、町...