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278話

「はい、劉おじさん、お好きにどうぞ。うちにはまだこれだけありますから」

趙東はそう言いながら、ロープを解いていく。

劉大頭はその言葉を聞いて思わず固まってしまった。彼は車に積まれたものが全部だと思っていたのに、趙東がまだこれほど持っているとは。それは驚きであり、同時に嬉しい驚きでもあった。

もし趙東がうまくやってくれれば、自分の昇進と昇給も目前だろう。結局、趙東は自分が推薦した人間なのだから。

「ハハハ...いい若者だ。鍵をやるから、先に中に運んでおいてくれ。俺は袁社長に電話をかけてくる。こんな良い知らせは報告しないとな」

そう言うと、劉大頭は鍵を趙東に投げ、携帯を取り出して袁香玲に...