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205話

二人は沈黙し、目を閉じたまま、互いの熱を感じていた。

息遣い、絡み合う音、すべてが二人の心に響き渡っていた。

屋外の庭にいた羅小花は本来なら家の中の二人を見るつもりはなかったが、陳嬌明の漏れる甘い吐息と趙東の抑えた声に引き寄せられ、思わずもう一度覗いてしまった。

趙東はその甘い蜜を味わい、陳嬌明は恥じらいながらも目を閉じ、その采を摘まれるままだった。

しばらくして、趙東は彼女の白い首筋、柔らかな耳たぶ、深い鎖骨へと唇を這わせていった。

両手で陳嬌明の服のボタンを次々と外していく。最初、陳嬌明は止めようとしたが、すぐに趙東の熱情に溺れていった。

徐々に彼女も応え始めた。

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