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17話

「そう、彼女は趙東の義姉さんだったのだ!」

すぐに山に着いた。野生の松茸は通常高いところに生えている。低いところに生えるキノコは一般的に草キノコだ。草キノコも美味しいのだが、買い取ってくれる人がいないようなので、趙東はひとまず諦めることにした。

山を半分ほど登ったとき、陳嬌明はすでに疲れた様子を見せていた。

趙東はついまた彼女を少し挑発してみたくなった。

「お義姉さん、少し休みましょうか。道がわからなくなってきたんですが、探すのを手伝ってくれませんか?」

陳嬌明は少し戸惑いながら言った。「道はここにあるじゃない。わざわざ探す必要ある?」

「違うんです。僕が探したい道は足で歩くものじ...