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1506話

羊の臭みは全くなく、むしろ唐辛子の香ばしい辛さが加わっていた。

口に入れると柔らかく、飲み込んだ時にほんのりと羊の風味を感じるものの、その食感も味わいも、この料理の本来の効能など忘れさせるほどだった。

一皿目を堪能したことで、劉淼はすぐに次の料理も試してみたくなった。

セロリ、羊の腎臓、山芋などの料理が次々と運ばれてくるのを見ながら、さらに他の多くの料理も加わり、人々の需要を大いに満たしていた。それでも、外に並ぶ人の列は龍のように長く続いていた。

老劉は今日の午前中、いつもより遥かに活力に溢れているように感じ、塗装作業中も以前のような息切れを全く感じなかった。

思わず、朝に趙東の店で...