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15話

「なに言うの、義姉さんは今まさに美しく咲き誇る花の蕾のようだよ。その肌なんて絹のようにつややかで、十八の娘だって義姉さんほどの美肌は持ってないさ」

その言葉を聞いて、王美美は先ほど趙東が自分のTシャツの中に滑り込ませたあの大きな手のことを思い出さずにはいられなかった。

心の中がたちまちむずむずしてきたが、もうすぐ家に着いてしまう。

またしても内なる高ぶりを必死に抑え込むしかなかった。

「あなたったら、女の子を喜ばせるのが上手いんだから!」と嬌声で責めた。

「俺は本当のことを言ってるだけさ。クラスの女の子の手も何人か触ったけど、その感触は義姉さんのに及ばないよ」

趙東はそう言いながら...