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1398話

どの道が正しいか間違っているかなんて関係ない。自分の心に嘘をつかなければ、その道を進む価値がある。

だからこそ、絵の基礎が全くない状態から二年間の努力で、彼はさまざまな大賞を獲得することができたのだ。

「お父さん、送り過ぎだよ。月に四百あれば十分だし、それ以上あっても描けないし。授業始まるから」

そうメッセージを返すと、季晨根は黙って携帯をしまい、新しく学んでいるアニメ絵の練習を再開した。

二年の時間で基礎を身につけた彼は、どんな絵でも習得が早かった。おそらく彼には本当にこの分野の才能があるのだろう。

雷杰は電話を切ると、すぐに周問天を探しに行った。

相手の躊躇いも、慎重さも感じ取...