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1325話

王開山の言葉が終わると、村人たちは一斉に興奮の声を上げた。

やはり棒子村と沈家村は本当に儲かっているのだ。それも野菜のビニールハウス栽培で成功を収めたというのだから。

以前、彼らも同じことをやろうとしたが、販路がなかった。自分たちだけで売ろうとしても手間ばかりかかり、損をする可能性すらあった。

しかし今は違う。棒子村の販路があれば、思い切って一仕事やれるというわけだ。

「村長さん、それは本当なんですか?」

「もちろん本当だとも。それに向こうは皆と契約を交わすつもりだ。契約書があれば法的な効力もある。たとえ相手の人柄を信じなくても、法律は信じられるだろう?何より肝心なのは、向こうの人柄...