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1255話

袁香玲にそのように褒められて、鄭自如はちょっと照れくさそうな様子を見せた。

以前のあの大老劉のことも彼は知っていた。今では県内で経営している料理店にはいつも多くの客が絶えず訪れている。

しかも今ではあの人の料理を食べるのも難しくなっていた。というのも、今では自分なりのルールを持っているからだ。

もちろん、これらのことを口に出すわけにはいかない。

「へへ、袁さん、松茸だけ食べないでくださいよ。この若鶏もかなり美味しいですよ」

袁香玲は頷きながら鶏肉を一口味わった。とても柔らかくジューシーで、口に入れて軽く噛むだけで松茸の風味が広がっていく。しかし同時に、鶏肉の香りも少しも薄れることなく...