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1225話

「大将の提案なら、私も賛成だよ。僕たち三人、仲良しなんだからな」

雷杰はもともと数万元だけ貰って立ち去るつもりだったが、まさか二人がこれほど気前よくしてくれるとは思ってもいなかった。

「大哥、二哥、この提案には賛成できないよ。多すぎるんだ。本当に俺のことを考えてくれるなら、十パーセントだけで十分。それ以上もらうと、プレッシャーになっちまう」

「雷子、俺と老小は本気だぜ。お前をだますつもりなんて全然ないんだ。それにさ、お前も自分の将来のこと考えなきゃだろ?」

黄麻子の言葉に雷杰は心を打たれた。

だが、彼はこんな大きな得をするつもりはなかった。

「大哥、二哥、俺のことを思っ...