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1095話

劉大壮の去っていく背中を見ながら、趙東は思わずため息をついた。彼は賢明とは言えない道を歩み始めたと感じていた。だがその道はすでに踏み出してしまったもので、彼自身の頭の中も矛盾だらけだった。

矛盾した後、あれほど多くの人々とどう向き合えばいいのか。

事務所の仕事を片付けた後、沈大砲が残した請求書や村委員会の最近の状況を確認し、趙東はネットで外の世界について調べ始めた。

彼がまず最初に調べたのは農村の発展問題だった。多くの地域ではすでに二階建ての小さな建物が建てられ、中には農民が統合されている地域もあったが、これらはどれも趙東が望むものではなかった。

彼が望んでいたのは、棒子村を唯一無二の...