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1037話

「くすくすくす……あなた、人を口説くのも前より上手くなったわね。どうして姉さんのところに来る暇なんかあるのかしら?お正月前に電話をかけても、暇がないって言ってたじゃない」

そう言いながら、高麗麗は立ち上がり、趙東のために上質な緑茶を淹れ始めた。

立ち上がった高麗麗の艶やかな曲線は以前にも増して魅惑的になっていた。特に彼女の下半身は短いスカートに黒のストッキング、そして魅力的なハイヒールという組み合わせで、一歩歩くごとにカツカツと鳴る音が、まるで趙東の心を踏みしめているかのようだった。

特に彼女が身を屈めた瞬間、その誘惑的な仕草に趙東は思わず衝動に駆られそうになった。

「へへ、美人のお姉...