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816話

龍仙児は尋ねた。

「ありえないわ。それも一時的なことよ。黄虎はずっと外で、龍五には子孫がいない、息子がいないと言いふらしてるわ。ここの江湖はいずれ彼のものになるって。あいつが私たちに手を出さないのも、お父さんがまだ若くて、勢力が彼より強いからでしょ。お父さんが五十代になったら、あの老いぼれはきっと動き出すわ。

あいつには息子が二人もいるけど、お父さんにはあんたみたいな娘しかいない。私たちには後継ぎがいないのよ。これが現実。江湖はいつまでも江湖だってことを忘れないで」

「じゃあ、お父さん、このアビンに黄虎と対決させるつもり?それじゃ彼が危ないわ」

龍仙児は心配そうに尋ねた。

「そんなことはない。...