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80話

桂枝は口をとがらせて不満げに言った。

「今すぐ埋め合わせてくれるの?ねえ、どう?」

阿宾はいたずらっぽく笑いながら、手を彼女の下半身に伸ばした。既に準備万端の彼女を感じ、心の中で思った。結局は食欲と性欲の生き物だ。こんな気持ちいいこと、誰だって欲しいはずだ。もっと早く村長の嫁がこんなに簡単に落とせるとわかっていれば、二十数年も童貞のままでいることはなかったのに。何て損をしていたんだ!

「うん!欲しい、あなた。どれだけ愛してるか分からないでしょ。もう二度とあなたなしでは生きられない。早く、また欲しくなっちゃった。ただね、そんなに乱暴しないで。あなたのがあまりに逞しくて、魂まで持っていかれそう」

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