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717話

「でも、その腹立ちをどうすることもできなかった。

しかし、今この一手を打とうとして、彼は自分の先ほどの強気な物言いが愚かだったことに急に気づいた。まず彼女と一度寝てみれば、すべてが明らかになるはずだった。だが、今夜はもう無理だということも分かっていた。昼間は秋梅とすでにしてしまったし、彼の年齢では一日に二度もできるほどの体力はない。そんなことをすれば命取りになる。

秋梅と関係を持てたのも阿宾が処方してくれた薬のおかげだ。そうでなければ、もう彼には無理だった。

「安大坤、どうした?開いて見ないのか?本当に開いてよく見るべきよ。よく調べて、鼻で嗅いでみなさいよ。他の男の匂いがあるかどうか。もちろん...