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585話

「このバカ、晴ちゃんと小雨がいないと、あたしとモニカじゃ満足させられないってわけ?」

秀児は妬ましげに言った。

「そうよ、アビン、あなた毎日わたしたちと寝てるじゃない。満足させられてないの?」

モニカは彼を睨みつけながら言った。

安晴姉妹は思わず笑い出したが、それでもアビンには見分けがつかなかった。

「アビンお兄ちゃん、この程度の知恵もないなら、あたしたち姉妹を抱く資格なんてないわよ!」

「そうよ、アビンお兄ちゃん、あなたの知恵を試す時が来たわ」

アビンはようやく察して、頭を回転させ理解した。安晴と安雨は見た目では区別できない。最も隠れた場所にあるほくろの違いは、彼だけが知っているが、それを確...