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577話

「あの小娘のことが、ますます気になってきたな」

阿宾は笑いながら言った。

「こう言えばわかるかな!あの子は背は低くて、お前の妹の秀児とそう変わらないんだが、顔立ちは間違いなく仙女クラスだ。口を閉じていれば、あの可愛らしさで人を魅了するぞ、マジで、とびきり美人なんだ!それに服のセンスもいい。新しい服を着て、うちの商店街を一周するだけで、すぐに街中の娘たちが真似し始める。見れば見るほど惚れ惚れするんだ。

だが、口を開いた瞬間、そんな印象は吹き飛ぶぞ。『くそっ』だの『ちくしょう』だのと汚い言葉ばかり。気に入らなければすぐに手を出して殴りつけ、終わったら自分の子分に金の束を投げさせて『病院に行けよ』だ...