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501話

二人は腕を組んで店を出た。阿宾は翠雲の耳元で悪戯っぽく笑いながら囁いた。

「翠雲、今夜お前を抱くぞ。お前は仙女より美しい。特にさっきこのスカートを履いた姿は、天の仙女もかなわないくらい綺麗だったぞ」

「あなた…阿宾お兄さん、そういうこと口に出さないでよ!誰かに聞かれたら恥ずかしいじゃない!」

翠雲は頬を赤らめながら言った。

「ふふ、俺はこういう率直なタイプなんだよ。男は思ったことをそのまま言うのが一番だろ。お前を抱きたいんだよ」

阿宾は下品に笑った。

恥ずかしさのあまり翠雲は再び彼の腕をつねった。そのとき、阿宾の視線がある女性に釘付けになった。小柄な体つきで、だぶだぶのシルク素材の服を着ている...