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499話

阿宾は部屋にずっといても仕方ないと分かっていた。他の作業員たちはもう休憩に入っていて、彼が翠雲と二人きりで部屋にいつづけたら、セックスしないほうがおかしいくらいだ。だがこんな場所では無理だ。一度やれば必ず誰かに聞かれてしまう。恥ずかしい話だ。今の二人は兄と妹の関係で、みんなそう信じていた。

それで、二人は何路線かのバスを乗り継いでようやく市内に入った。南方の大都市は本当に広く、市内に入るだけで2時間近くかかった。賑やかで外国人も多い。金髪碧眼の西洋人、特に黒人が非常に多く、男女問わず黒人女性があちこちにいた。これに阿宾の頭にある考えが閃いた。「くそっ!こいつらの黒人女、アソコも黒いのかよ?い...