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414話

知らぬ間に、阿宾は幽情谷からまだ二、三キロほど離れた小川のほとりまで歩いていた。採った薬草をきれいに洗ってから持ち帰ろうと思ったのだ。

だがちょうどその時、小川の中に二人の人影を見つけた。一人が岸辺に這いつくばり、もう一人がその後ろに立って腰を動かしている。一目見て行為の最中だと分かった。阿宾はすぐに小さな木の陰に身を隠して観察し始めた。

うわっ!こんな場所でやるなんて!真昼間から、まさに「太陽が頭上に輝き、行為は最高に楽しい」とはこのことか!よく見ると、知らない相手だが、這いつくばっている方は髪の毛がなく、丸坊主のようだ。男?男同士?どうやってやるんだ?後ろから?

さすがに趣味が重すぎ...