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2795話

「はは……安江兄さん、ありがとう。でもそんな必要はないよ。知ってるだろう?俺は寨の中に女が何人もいるんだ。兄さんの女を一晩中独り占めするわけにもいかない。ちょっと楽しませてもらえれば十分さ。わざわざ鎮まで行く必要はないよ。

それに、今夜俺が来て食事するのは難しいかもな。本当に食べきれないんだ!義父の家にもあまり行けてないし、それじゃ具合が悪い」

阿宾はにやりと笑いながら言った。

「わかった、弟の言う通りにするよ。安江兄貴の言葉は変わらない。この家は、お前のものでもある。お前の嫂さんなんてお前が毎日来てくれることを望んでるくらいだ!いつでも歓迎だぞ!」

安江は立ち上がって笑いながら言った。

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