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2703話

その後、悲しみに暮れる蒋英を住まいに送り届けると、S*Wのアビンは木彪と共に部隊の今後について話し合うことにした。

だが、人員を集めて会議を開く前に、アビンはアリ少佐と会って彼の今の心境を確かめたいと思った。木彪の話によれば、彼はもはや以前の横柄な態度ではなく、将来に自信を失っているようだった。

長年、部隊から精鋭中の精鋭として崇められてきた人物が、アビンが率いる反政府軍と一戦交えただけで—それも奇襲をかけた側なのに—全軍壊滅し、完敗を喫し、自らも捕虜となった。彼にはもう戻る顔など残っているだろうか?

木彪はアビンを地下牢へと案内した。そこにはアリ少佐を含む六十名の特殊部隊員が収容されていた...