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2690話

アビンは言いながら、引き抜いて立ち去ろうとした。

どうせ基地に着いたし、一旦解放されてすっきりしたから、蒋英たちのところへ行けるだろう。

「行かないで、アビン、お願い、今夜はここに残って!もっと欲しいの」

そう言いながら、彼女は強くアビンを締め付け、両手でアビンの首にしがみついて離さなかった。やっとのことでこの誰もが認める男神アビンを手に入れたのだ。彼女たちは皆、アビンの逸物が無敵であることを知っていたが、自分の男がいるため、アビンに可愛がってもらえる日が来るなど想像すらしなかった。

今夜、天がこの機会を与えてくれたのだから、彼女は当然しっかりと掴んでおくつもりだった。

しかしその時、足音...