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2675話

「ふふふ」モーリアは崇拝するような笑みを浮かべた。

「はは、私はここに長居はできないんだ。もしカルロスが明日特赦令をくれたら、明日にはタ市に戻らなければならない。あちらにはまだ多くの重要な案件が待っているからね。

でもね、モーリア、タ市の仕事が片付いたら、また二日ほどマラ市に戻ってくるつもりだ。その後で帰国する。

将来、また会えるさ」アビンは微笑みながら言った。

「えっ?明日もう行ってしまうの?でもカルロスとの約束は?彼はわたしをあなたに託したのに」

「そうだけど、彼は今何か不測の事態に見舞われているわけじゃないだろう。彼の言う意味は、もし将来何かあった時に、私があなたを連れ出して面倒を...