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2663話

「そんなに危険なのか?それなら何でこの仕事やってるんだよ!こうして外に出てくるのは危険じゃないのか?」

アビンは尋ねた。

「対立はまだ激化していない。今はまだ大丈夫だ。対立が激化してはじめて、私の危険も始まる。もちろん、怖くはない。怖ければ大統領選に出馬しなかったさ。それに私にも支持者がいる。今マラ市のすべての武装組織、軍隊も警察も、私の支持者が掌握している。比較的安全だと言っていいだろう」

カルロスは言った。

「そうか!でも気をつけろよ!アダムス家で起きた事件を忘れるなよ。もし俺が間に合わなかったら、彼の家族は危なかった。一家皆殺しにされてたかもな!まあ、今は大丈夫だろうけどな。モンノも知っ...