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2662話

彼は自分の妻が長年男性と関係を持っておらず、阿宾のような超一流の男性に慰めてもらう必要があると分かっていたのだ。

彼自身は妻を抱くことに全く興味がなかった。半生を共にし、新鮮味は微塵もない。ジェニファーさえ満足させられないのに、家の女に構う体力はなく、そんな欲望もなく、そもそも硬くすらならなくなっていた。

だから卡洛斯に欲求がある時は、ジェニファーのところへ行くしかなかった。

家の女は仕方なく放置されていた。自分でもどうしようもなく、妻に申し訳ないと分かっていても、彼女に対してはもはや何の感情も湧かなくなっていた。

「卡洛斯さん、僕の最初の女性は母親になれるような年齢の方でした。彼女が僕に男と...