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2650話

「ひっ、ひっ」と彼女は震える声で言った。

彼女は本当に怖かった。この男がシンプソンを失ったことで、自分に八つ当たりしたら、きっと激しい攻めで生きた心地がしないほど犯されてしまうだろう。この男はあまりにも凄まじく、誰も彼の狂ったような激しさには耐えられないのだから。

「ベイビー、驚かせてごめん。大丈夫だよ。ただ、俺はカルロスのヤツに弄ばれて、情けない気分なんだ」

「アビン、カルロスは並の人間じゃないわ。そうでなければ、大統領になんてなれないもの。彼が今日シンプソンお姉さんを見た時の顔を見て、私にはわかったの。彼は絶対に彼女を手に入れようとするって。今なら私も理解できるわ。私はただの彼の調味料...